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応用編 第3章 セルフビルドに最適な住宅モデル集 H

水回りをまとめた平屋から始める

敷地を塀または建物で囲み、中庭による採光を図る住宅をコートハウスといい、都市部でよく用いられる手法ですが、外部からの侵入を阻みプライバシーを重んじる郊外住宅用としてもしばしば用いられます。

この案では、北側に、キッチンやバス、トイレなどのすべてのパブリックルームを集中させており、これに寝室や子供部屋などのプライベートルームを組み合わせています。居間のプライバシーも玄関ホールから居間に入って、すぐに食堂に抜けられるため、さほど損なわれることはないでしょう。北東角にあるサービスヤードは浴室のライトコートをかねる仕組みで、この外側に道路がある場合などの視線の遮断のためでもあります。郊外建てる場合などで、あまり視線を気にしなくて済む場合には、この部分に浴室を持ってきても良いでしょう。

セルフビルド用住宅としては、北側棟にすべての水回りが集中しており、この部分を最初につくることで、居住しながらのセルフビルドが可能になります。南棟との接合部分は増築前には面積の大きな掃き出し窓などにしておくと、後の増築が容易になります。

 

 

 

北棟:67.9m2

南棟:36.4m2

総床面積:104.3m2

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