今年ももうあとわずかです。
先日、広島であった姪の結婚式から舞い戻ったばかりの私は、燃え尽き症候群気味で、もう何もやる気がせず、いつもならとっくに済ませている年賀状書きも年明けに回そうか、などと考えている始末です。
そんなこんなで、昨日もぼんやりとしていたら、夕方になって、同じ挙式に出席していた姉から、インフルエンザにかかったという知らせが入ってきました。なんでも、同じく出席していた親戚の何人かや新郎の職場の人たちも罹患したとのことで、どうやら、くだんの結婚式場での感染が疑われているようです。
そちらは大丈夫?ということなのですが、幸い、私自身はケロッとしており、悪いのはいつものように頭だけです。が、この年末の忙しい時期に姉も含め、かかった人たちはどんな思いをしているだろう、と他人事ながら気遣っている次第です。
このインフルエンザ、いわゆる「急性感染症」と言われるヤツです。
感染症とは、寄生虫、細菌、真菌、ウィルスなどの感染により、人間を含む生物全般の「宿主」に生じる症状です。結果生じるのは、無論、「望まれざる反応」であり、この世に存在する病いのほとんどがこうした病原体によって発症するわけで、つまりは「病気」の総元締めといってもいいでしょう。
この中でも、ウィルスのひとつである「インフルエンザウィルス」によって引き起こされるのが、インフルエンザですが、略してインフルと言ったりもします。
「インフルエンザ」の語源は、16世紀のイタリアにあるそうです。当時は感染症が伝染性の病原体によって起きるという概念が確立しておらず、何らかの原因で汚れた空気によって発生するという考え方が主流だったようです。
冬になると毎年のように流行が発生しますが、春を迎える頃になると終息することから、当時の占星術師らは天体の運行や寒気などの影響によって発生するものと考え、この流行性感冒の病名を、「影響」を意味するイタリア語で“influenza”と名付けました。
これが18世紀にイギリスで流行した際に日常的語彙に持ち込まれ、世界的に使用されるようになりました。ただし、現在日本語となっている「インフルエンザ」はイタリア語での読みと違うようで、イタリア語での正しい読みは「インフルエンツァ」に近い語感のようです。
ウィルスによって引き起こされるので、原因は「細菌」とは違うわけです。細菌とウィルスは、実はまったく異なる生物なのですが、しばしば混同して理解されています。細菌によって引き起こされるものは、コレラ、ペスト、ジフテリア、赤痢、といったものです。
その原因となる細菌はウィルスよりも数10倍〜100倍くらいサイズが大きいのですが、違いはそれだけではなく、細菌は自分の力で増殖することができますが、ウィルスは人や動物の細胞の中に入らなければ増えることができません。例えば、水にぬれたスポンジの中で細菌は増えますが、ウィルスはしばらくすると消えてしまいます。
もうひとつの重要な違いは、ペニシリンなどの抗生物質は細菌を破壊することはできますが、ウィルスには全く効かないという点です。インフルエンザにかかると、よく、タミフルなどの薬を処方されますが、これはいわゆる「抗生物質」ではありません。
抗生物質とは、基本的には細菌を殺す薬であり、細菌ではないウィルスには効き目がありません。「抗ウィルス薬」と「抗生物質」が混同されることもありますが、これは誤りです。
インフルエンザの場合の抗ウィルス薬は完全にはウィルスを死滅させることはできません。ウィルスが人の身体の中で増えるのを抑制するだけで、症状を軽減することはできてもウィルスそのものを退治することはできません。従ってインフルにかかったら、基本的には自分の免疫(めんえき)力によって治すしかありません。
一方では、予防的措置として、インフルエンザワクチンというものがありますが、こちらも事前に摂取したからといって、ウィルスを破壊するものではありません。これも人間が元から持っている「免疫機構」を最大限に利用し、ウィルス自身から取り出した成分を体内に入れることで抗体を作らせ、重症化を防ぐ目的に使用されるものです。
なので、ワクチンを打ってもらっても、インフルにかかる場合はかかります。接種を行っても個人差や流行株とワクチン株との抗原性の違い等により、必ずしも十分な感染抑制効果が得られない場合があり、100%の防御効果はないのが実情です。なによりも摂取される側に十分な免疫があるか否かによってその効果は左右されます。
健康な成人でも、ワクチンにより免疫力を獲得できる割合は70%弱だそうです。ましてや体の弱い人はそれ以下の効果しかありません。なお、同時期に2度接種した場合、健康体であれば90%程度まで上昇するといわれているようです。
一方では、ワクチンの接種によって副作用が出る場合もあるようです。100万接種あたり1件程度は重篤な副作用の危険性があるそうで、とくに免疫が未発達な乳幼児では重い後遺症を残す場合があるといいます。そうしたことを認識した上で接種をうける必要があり、米家族医学会では「2歳以上で健康な小児」への接種を推奨しているといいます。
また、すでにインフルエンザに罹っている人に打ってもほとんど効果はないそうで、しかも明らかな発熱を呈しているような人に摂取するのも危険だといいます。このほか、循環器、肝臓、腎疾患などの基礎疾患を有するものや痙攣を起こしたことのある人、気管支喘息患者、免疫不全患者なども「要注意者」だとされます。
もっとも、かつてはこれらのような患者には予防接種を「してはならない」という考え方でしたが、最近では摂取すると「重症化するリスクが大きい」というふうに変わってきており、予防接種することによるメリットのほうがリスクよりも大きいと考えられているようです。
いかんせん、基礎疾患をもっていようがいなかろうが、ともかくその人の免疫力が落ちていたりする場合にはインフルにかかる可能性は高くなります。不幸にして感染した場合、ウィルスが体内に入ってから、通常の場合は2日〜3日後に発症することが多いようです。
ただし、潜伏期は10日間に及ぶことがあるそうなので、現在なんとも感じていない私も正月頃には発病する可能性がないとはいえません。子供は大人よりずっと感染を起こしやすいそうなので、同じ結婚式に出席していた親戚の子供たちの中には、そろそろ発症している子もいるかも。
感染者が他人へウィルスを伝播させる時期は、本人がウィルスにかかって発熱などの発症があった前日から、症状がおさまってのちのおよそ2日後までだそうです。つまり、インフルが治りきらない間は、誰にでも移す可能性があるということであり、十分にその可能性はあります。
では、インフルに感染後に治るまではどのくらいかというと、個人差もあるようですが、だいたい体の中からウィルスが排出されるのには2週間かかるそうで、プラス、症状が軽快してからも2日ほど経つまでは通勤や通学は控えた方がよいといいます。
ということは、くだんの結婚式に出席した人の場合、仮に今発症すれば、正月休みを終えるまでがだいたい2週間ですから、これにプラス2日間の余裕をみて、始業式・仕事はじめの日あたりをパスすればOKということになります。
既に発症している人はアンラッキーだったかもしれませんが、この年末年始をじっくり休みさえすればこの冬のインフルに対する免疫ができることになり、あとは安泰ということにもなるわけです。
もっとも、インフルエンザには主に3つの型があり、症状はそれぞれ違うそうで、回復までの時間にも差があるようです。3つの種類とは、A型、B型、C型の3種であり、今回の我々のものがどれかはわかりませんがん、日本などの温帯では、全ての年齢層に対して感染し、冬季に毎年のように流行します。
で、一番激しい症状を呈するのがA型といわれています。通常一度インフルエンザにかかると、回復の過程でそのウィルスに対する免疫が体内に作られますが、このA型はウィルスの形をどんどん変えて進化し続けるため、今までに獲得した免疫が機能しにくくなります。
ワクチンの予測も立てにくいインフルエンザウィルスであり、症状としては以下のようなものです。
・38℃を超える高熱
・肺炎などの深刻な呼吸器系の合併症
・食べ物や飲み物を飲み込むのが困難なほどの、のどの痛み
・関節痛、筋肉痛
一方、B型はA型よりも軽く、症状としては、「お腹の風邪」の症状に近く、下痢や腹部の痛みを訴える程度の事が多いようです。ただし、人によってはA型に近い激しいものになることもあるとか。かかってしまえばA型だろうがB型だろうが関係ないと思うかもしれませんが、症状の改善方法を探る上でもお医者さんの判断を得たほうがいいでしょう。
また、以前は数年単位で定期的に流行していたようですが、最近では毎年のように流行しており、注意が必要です。もっともA型のように日本全国で流行を起こすようなことはない、と考えられているようです。
最後のC型インフルエンザは、いったん免疫を獲得すると、終生その免疫が持続すると考えられているタイプです。従って、再びかかったとしてもインフルエンザだとは気づかず、ふつうの風邪と思ってしまうかもしれないといい、ほとんどの大人が免疫を持っているため感染しにくく、かかるのは4歳以下の幼児が多いそうです。
また、仮に感染してもインフルエンザとしてはかなり軽症で済むことが多く、症状は鼻水くらいでほかの症状はあらわれないことが多いといいます。
従って警戒すべきはやはりA型ということになりますが、今年はまだ始まったばかりであり、これから大流行になるかどうかは、なんともいえない、といった状況のようです。
通常、11月下旬から12月上旬頃に最初の発生、12月下旬に小ピークで、学校が冬休みの間は小康状態で、翌年の1-3月頃にその数が増加しピークを迎えて4-5月には流行は収まるパターンです。ただ、今年はニュースでも話題になったように、ワクチンの供与が遅れているようで、その影響が心配されます。
インフルの感染経路ですが、主に次の3つのルートで伝播するといわれています。
1.患者の粘液が、他人の目や鼻や口から直接に入る経路
2.患者の咳、くしゃみ、つば吐き出しなどにより発生した飛沫を吸い込む経路
3.ウィルスが付着した物や、握手のような直接的な接触により、手を通じ口からウィルスが侵入する経路
この中でも、2.の咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」が一番多いといわれているようです。空気感染において、人が吸い込む飛沫の直径は0.5から5マイクロメートルです。1マイクロメートルは0.001 ミリメートルですから、その小ささがわかりますが、このたった1個の飛沫でも感染を引き起こし得るといいます。
1回のくしゃみにより、だいたい40,000個の飛沫が発生するそうですが、ただ、多くの飛沫は大きいので、空気中から速やかに取り除かれるそうです。とはいえ、その一個を運悪く吸い込むと発症する可能性が限りなく高くなるため、できるだけ人ごみで深呼吸をするのはやめたほうがよさそうです。
誰かが咳やくしゃみをすると、離れたところにいた別の人がこれを口や鼻などの呼吸器で吸い込み、感染するというケースが一番多いわけですが、先日テレビでやっていた実験をみると、だいたいくしゃみの場合の最大「飛翔距離」は3mくらいが限界のようです。
従って、できるだけ他人から3mほどは距離をとって生活する、というのが理想でしょうが、狭い日本においてそんなことができるわけはありません。第一、電車やバスなどの公共交通機関を使う上においてこの距離をとるというのは難しそうです。ただ、できるだけそうした混雑を避ける、という対処法はおおいにありです。
なお、飛沫中のウィルスが感染力を保つ期間は、湿度と紫外線強度により変化します。ウィルスは湿度が低く日光が弱いところが好きなので、こうした環境にあるところでは長く生き残ります。なので、できるだけ日の光を浴びて明るく、かつ湿度が多いところにいれば、飛沫によるウィルス感染を防げる可能性は高くなる、ということになります。
とくに室内においては、換気をこまめに行い、空気清浄機を動かすこともインフルエンザ対策として効果があるようです。インフルエンザウィルスは湿度50%以上に加湿された環境では急速に死滅するといい、このため部屋の湿度(50-60%)を保つことにより、ウィルスを追い出し飛沫感染の確率を大幅に減らすことが可能になります。
一方、3.の「接触感染」ですが、インフルエンザウィルスは、紙幣、ドアの取っ手、電灯のスイッチなどのほか、家庭にあるその他の物品上、何にでも存在できるため、こうしたものを触ることによって感染がおこります。
ただ、インフルエンザウィルスは、いわゆる「細胞内寄生体」なので「細胞外」では「短時間」しか存在できません。細胞から栄養を取って増殖する生物なので、栄養がない場所では生きられないのです。
物の表面においてウィルスが生存可能な期間は、条件によってかなり異なります。
プラスチックや金属のように、多孔質でない硬い物の表面でかつ、人が絶対に触らない無菌室内にある多孔質でない硬い物の表面で行った実験では、だいたいウィルスは1〜2日間しか生存できなかったそうです。また、こうした無菌室ではなく、我々が生活するような通常の環境において、人が絶対に触らない乾燥した紙では、約15分間だったそうです。
これはつまり、通常の環境では、インフルエンザウィルスといえども、他の細菌や微生物に「食われる」のかどうかわかりませんが、競合して負けてしまうからでしょう。
さらに、手などの皮膚の表面では、ウィルスは速やかに「断片化される」のだそうで、皮膚での生存時間はわずか5分間未満だといいます。ヒトの体の表面にはリボヌクレアーゼ(RNase)と呼ばれる酵素が存在しており、これがウィルスを撃退してくれるようです。
もっとも5分というのは結構長い時間です。ウィルスが付着したトイレのドアの取っ手を握り、そのあと用を足している間に鼻をかんだら、その際にウィルスが鼻の粘膜から進入した、といったケースなどが考えられ、ほかにも「5分以内の悲劇」はいくらでもありそうです。
ただ入ってくるのが口と鼻ということは、その予防においてマスクの着用はかなり有効と考えられます。とくに、飛沫感染防止に特に効果的だとされ、最近多くの医療機関でも防塵性の高い使い捨て型のマスクが利用されています。
ただし、正しい方法で装着し顔にフィットさせなければ有効な防塵性を発揮できないといい、間違ったマスクの使用は感染を拡大させる危険性すらあるといいます。
そのひとつが、使用後のマスクの処分です。予防にマスクを用いた場合は速やかに処分したほうがよく、感染者が使用した鼻紙やマスクは水分を含ませ密封し、廃棄する必要があります。
なお、衣類に唾液・くしゃみなどが付着したものが、直接皮膚に入っていって感染する、といったことは科学的には考えられないそうです。しかし、一応こまめに洗濯した方がよいそうで、同様に、使ったマスクは洗濯をすれば使えるようですが、エチルアルコールや漂白剤などで消毒してから使ったほうが無難です。
もっとも、マスクの着用によってインフルエンザを予防することは、日本で推奨されているほどには欧米では評価されていないのだとか。WHO(世界保健機関)でも推奨されていないそうで、これは十分な予防効果の証拠がまだ確認されていないためだといいます。
マスクは湿気を保つためと、感染者が感染を大きく広げないための手段として考えられている程度だといい、理論的にはウィルスを含む飛沫がマスクの編み目に捉えられると考えられますが、これについても十分な臨床結果を必要とする、と欧米のお医者さんは考えているようです。
また、意外なのですが、インフルエンザの予防効果としての「うがい」もまた、あまり効果がない予防法とされているようです。厚生労働省が作成している予防啓発ポスターには「うがい」の文字がないそうで、また、首相官邸ホームページにも「明確な根拠や科学的に証明されていない」旨が記述されているといいます。
その論拠としては、インフルエンザウィルスは口や喉の粘膜に付着してから細胞内に侵入するまで20分位しかかからないので20分毎にうがいを続けること自体が非現実的であることをあげています。つまり、外出先で感染した場合、20分以上の外出ならもう既に感染しているので、帰ってきてからのうがいは手遅れでナンセンス、ということのようです。
しかし、通常の風邪予防としては効果があるようで、京都大学のお医者さんグループが行った各種実験であり、「うがいをしない群」と「水うがい群」「ヨード液うがい群」に割り付けて実験した結果、「水うがい群」には統計的にみても予防効果が認められたといいます。
通常の風邪とインフルエンザと何が違うんじゃい、ということなのですが、通常の風邪もウィルスの侵入によるものである場合が多いものの、感染までの時間がインフルエンザウィルスよりも長い、ということなのでしょう。
インフルエンザには無効かもしれませんが、通常の風邪予防に効果があるのなら、やはりうがいはしておくに越したことはありません。うがいをすることにより、水の乱流によって通常のウィルスや、埃の中にありウィルスにかかりやすくなる物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素などの効果も期待できるといった見解もあるようです
なお、「ヨード液うがい群」ではむしろ風邪の発症確率が高いという結果が出たそうで、これはヨード液がのどに常在する細菌叢(さいきんそう:細菌の集合体)を壊して風邪ウィルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性があるからだとか。うがい薬にも効果があるものとないものがあるようなので、見極めが必要なようです。
ただ、インフルの予防という意味では、うがいなどよりも、体の免疫力を作るほうがより有効のようです。免疫力の低下は感染しやすい状態を作ってしまいますから、ふだんから偏らない十分な栄養や睡眠休息を十分とることが大事です。
体の免疫力を高めるということは、風邪やほかのウィルス感染に関しても非常に効果が高いといい、アメリカ臨床栄養ジャーナルに発表された対照試験の結果では、冬季に毎日基準値以上のビタミンを摂取した生徒群は、摂取しない生徒群に比較して、40%以上も季節性インフルエンザに罹患する率が低かったそうです。
このほかの予防対策としては、感染の可能性が考えられる場所に長時間いることを避ける、ということがやはり重要です。人ごみや感染者のいる場所を避ける、というのは良く言われることではありますが、再認識したほうがよさそうです。
また、うがいに加え、石鹸による手洗いの励行や、手で目や口を触らない、といったことは、やはり物理的な方法でウィルスへの接触や体内への進入を減らすことになります。無論、手袋やマスクの着用といったことも効果があるようです。
と、長々と書いてきましたが、この冬、インフルにかかるのを心配している方には少し早くに立ったでしょうか。
ところで、我々ヒトがかかるインフルエンザはペットもかかるのでしょうか。我が家には猫のテンちゃんがおり、彼女への影響も気になるところです。
調べてみると、人がかかるインフルエンザウィルスに犬や猫がかかる、ということはこれまでに確認されていないようです。
ちなみに「猫インフルエンザ」と呼ばれるものがあるようですが、これはインフルエンザウィルスによるものではなく、呼称は「インフルエンザ」となっていますが、これはヘルペスの一種だそうです。ネコヘルペスウィルスが原因で、症状が風邪に似ているので、本来「猫ヘルペス」とでも呼ぶべきものをこう誤称するようになったものだそうです。
猫特有のヘルペスなので、ヒトに移る可能性もないそうですが、ほかのウィルスの中には、その変異によって動物→ヒト、ヒト→ヒトへ感染することも懸念されているようで、「ヒト→ヒト」への伝染が確認されたものが、「新型インフルエンザ」と呼ばれるようです。
この中でもとくに心配されているのが「鳥インフルエンザ」で、今のところ一般の人に感染する危険性は極めて低いようですが、将来的には、ヒトインフルエンザウィルスと混じり合い、ヒトヒト感染する能力を持つ変異ウィルスが生まれる可能性も懸念されているようです。
無論、ヒト・トリを始めネコにも感染する可能性がないとはいえず、将来、それが爆発的感染(パンデミック)を引き起こす可能性もあるといいます。
せめてこの冬には、そんなおそろしい流行がこないことを祈りつつ、今日のところは筆を治めたいと思います。あるいは今年最後の書き込みになるかもしれません。
残るは数日となりました。インフルの発症がないことを祈りましょう。