今年も花火の季節になりました

2014-3-10807318月になりました。

今年ももうあと5か月かぁ~と嘆くのはあまりにも早すぎますが、まだまだ半年ある、と思っていた先月に比べ、確実に今年という年の時間が減っていっているのは確かであり、出来れば年内中には成し遂げたいと思っていることも、そろそろ拍車をかけねば、という気分になってきます。

そのことと関係があるのかどうかよくわかりませんが、この8月の始まりである、8月1日というのは、やたらに記念日やら行事が多いようです。ここを押さえておけば、あとはなんとかなる、というわけなのかもしれませんが、水の日、観光の日、花火の日、バイキングの日、麻雀の日、肺の日、パインの日など続々です。

バイキングの日というのは、1958年のこの日、帝国ホテルに、北欧風の食べ放題料理「スモーガスボード」を提供するレストラン「インペリアルバイキング」がオープンし、このことこから、日本では食べ放題のことを「バイキング」と呼ぶようになったのを記念した日で、帝国ホテルが2008年に制定したものだそうです。

麻雀は麻雀牌のパイ=81の語呂合わせであり、パインや肺も同じくごろ合わせ。これはその筋の業界が定めたのだろうとすぐに想像できますが、そのほかは必ずしもごろ合わせではなく、水の日や観光の日などのように何やらあいまいな理由で無理やり役人が定めた記念日もあります。

8月1日が花火の日になったのは、第二次世界大戦後、GHQによって花火が解禁されたのが1948年のこの日であったことや、東京の花火問屋で大規模な爆発事故があったのが1955年8月1日だったこと、さらに、世界一とも言われる花火大会、大阪の「教祖祭PL花火芸術」が毎年この日に行われるからだそうです。

PLとは、ご存知の人も多いでしょうが、「パーフェクト リバティー教団」の略で、この花火大会はこの教団の「宗教行事」と位置付けられていて、毎年雨天でも決行されます。花火大会としてその打ち上げ数では日本最大かつ世界最大級のもので、約30万人の人出があるとされ、花火が見える範囲の周辺市町は毎年見学者であふれかえります。

教祖を讃仰し、PL教団の礎を築いた初代・二代教祖の遺徳を讃える祭(教祖祭)の中の一行事で、当初はその打ち上げ数は10~12万発程度とされていましたが、2008年からは数え方を改め、小さなものは数え入れないようにし、純粋に丸玉の総数に変更したため、現在では2万発が公称値となりました。

従って当初より規模が小さくなっているわけではなく、予算もほとんど変わっていないといいます。が、それにしても2万発はかなりの規模です。

主会場である、富田林市内には打ち上げ場所近くに教団関係者でなくとも利用できる有料観覧場所が設けられますが、無論一般の人も同市及び、各周辺都市で見ることができ、遠くは大阪市内や、東大阪市・北摂・北河内・泉州地方ばかりでなく、神戸市などでも鑑賞できるようです。

とくにラストに打ち上げられる花火はおよそ8000発の花火は、「超大型スターマイン」と表現され、その際は南河内一面に花火の音が地響きの様に轟き、一瞬昼のように明るくなり、「壮絶」と表現できる規模だそうです。

淡路島や奈良県北部の天理市あたりからも気象条件等によっては見ることができるそうで、いかに大規模な花火大会かは想像に難くありません。「裸の大将」として有名な山下清画伯もこの花火を書いた絵を残しています。

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かつては7月末ないし8月初旬に開催されていたそうですが、近年では8月1日に固定されており、どんなに雨が降ってもやるということなので、かつては昭和57年台風第10号の豪雨の中でも開催されています。もっとも、8月1日は晴れの特異日でもあるようなので、もともとは雨の降りにくいころでもあります。

PL教団の初代教祖である御木徳一は晩年、「自分が死んでもこの教えが世に広まるのであれば、死ぬことは世界平和のためになる。だから、私が死んだら嘆いたりせずに花火を打ち上げて祝ってくれ」と常々話していたそうで、これが毎年花火大会が行われるようになったゆえんです。

この初代が亡くなったあと、息子であり二代教祖でもある御木徳近氏はその遺志を継ぎ、1953年、お父さんと自身の故郷でもある愛媛県松山市での教祖祭で、初めて花火を打ち上げました。しかし、以後の教祖祭は大阪府富田林市の大本庁において行われるようになり、1963年には名称を「PL花火芸術」と改めています。

これを契機に花火はより華やかになり、関西地方では夏の風物詩として定着しました。他の花火大会などに比べてもこの花火は特大に大規模であるため、花火が行われる付近では各種の規制が行われるなどの大きな影響があります。

とくに開催日が8月1日と固定されているため、この日が平日に当たった年などは、帰宅ラッシュと重なるため周辺への影響はより大きくなります。このため、周辺各都市を走る電車やバスの各路線は、増便などの臨時ダイヤでの運行を余儀なくされる一方で、路線によっては、花火大会時間中の運行を休止するところも多いようです。

一般道路も、開催地近くでは当日13時から翌日7時まで付近の歩道橋が通行禁止となり、交通規制が施かれます。近くの小中・高等学校・大学などの学校では、多くの生徒が鉄道やバスなどの公共交通機関を使って通学するため、これが運休すると帰れなくなるため、午前中で完全下校となり、場合によっては一日中閉鎖される学校もあるそうです。

さらには、衣料品店・家電量販店・ガソリンスタンド・自動車ディーラーなども、この日は商売にならないそうで、当日は早々から閉店時間を早めるか、臨時休業するそうで、富田林市内では従業員の帰宅などを考慮して、閉店時間を早める店が多くあるといいます。

私は元々人ごみが嫌いなので、こういう花火大会にはあまり近寄らないようにしていますが、昨年、一昨年と、馴染の大工さんが、狩野川沿いの一等地に用意した桟敷席に呼んでくださったので、ここで行われた「大仁花火大会」では、かぶりつきの花火を見ることができました。

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それにしても、すごい人ごみであり、私は、いつもこうした大きなイベントに行くたびに人気(ひとけ)に当たって、少々げんなりして帰ってくるのですが、こうした人ごみが多いところではやはり盗難やら喧嘩なども多く、さらには事故が起こることも多いものです。

記憶に新しいところでは、2001年7月21日の明石花火大会における歩道橋事故があり、このときは、花火大会の観客が歩道橋で群集雪崩を起こし、死者11人・負傷者247人の大惨事になりました。

この大会では、警備にあたっていた警察や自治体の対応の不備が浮き彫りになりましたが、多くの人でごった返す場所でこうした人の流れの管理するのは、少ない人数ではやはり大変であり、全責任を負えというのは少し酷な気がします。

過去の事故の例としては、本番ではなく準備中に起きた事故も多く、前述のとおり、8月1日が花火の日とされた理由のひとつは、東京の花火問屋で大規模な爆発事故があったことです。1955年8月1日のこの事故は、「玩具問屋爆発事故」とされ、東京都墨田区厩橋で、おもちゃ花火問屋で準備されていた花火が爆発して、死者18人を出しました。

これ以前からも花火の事故は多くあったようですが、統計が残っているのは1950年代ごろからのようで、とくに1950年代から1960年代にかけては花火工場の爆発事故が多く、毎年10人以上の死者が出ていた時代もあったそうです。

多くは花火工場が爆発し従業員が死亡するというものでしたが、近隣の建造物や一般人の生命に危害を及ぼしたものもあり、これらの事故により花火製造に関する規制は徐々に厳しくなってきており、新しい花火製造ラインを申請して認可されるのはかなり難しくなっているようです。

花火の事故としては、このように花火工場における製造過程での事故などの準備段階での事故と、花火大会当日の実演時の事故とに大きく分けられます。

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一方、実演時の事故として最近のもので大きいのは、1989年8月2日の横浜花火大会爆発事故があり、この事故では山下公園前海上の台船で打ち揚げていた花火の火が、他の打ち上げ前の花火に引火し花火玉325個が爆発。花火師2人が焼死し、7人が負傷しました。

また、2002年8月の、北海道の勝毎花火大会では、二尺玉花火の破片3.4kgが観客席に落下し、小学3年生が直撃を受けて死亡しました。

海外の事故で大きいのは、2000年5月13日におきたオランダでの事故で、これはオランダのエンスヘーデにあった花火保管倉庫に保管されていた100tの中国製花火が爆発し、20人以上が死亡、900人以上負傷、1,000人が住居を失ったというものです。

この事故は街にオランダ史上第二次世界大戦以来と言われる壊滅的被害を与え、その被害総額は8,900万ドルに上りました。

5月に花火?と思うかもしれませんが、日本とは異なり、諸外国では冬をピークに花火大会が行われるそうで、日本のように夏に集中するのではなく、年間を通じて花火が消費されているようです。

ただ、日本でも最近は、自治体の緊縮財政などで消費が伸び悩んでいる中で、打ち上げ花火大会を見送る自治体も増えており、これに対応するため、花火業者たちは年間を通した小口での販売へとシフトする傾向が出てきているといいます。

とはいえ、まだまだ日本では、花火の消費は夏に集中しており、そのほかの季節は需要は少ないようで、これは、そもそも花火大会が、夏の到来を記念する「川開き」の際に催されてきたことに起因しているようです。

こうした花火を支える花火業界の実情をみると、敗戦後はおもちゃ花火を含め、日本の花火は海外に多く輸出されましたが、以後は逆に外国からの輸入が増え、とくに現在は中国からの輸入が増えています。

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その理由としては、国内の多くの花火業者は地元に根付いた零細・中小企業が多く、技術を親の手から子の手へと伝える世襲制をとっているため、生産量を増やせない、といった理由があるためです。

中国製は2000年頃から徐々に増え始め、いまでは、全国で行われるほとんどの花火大会で、打ち上げられている花火の6~7割が中国製であるといわれており、全部の花火が中国製、という花火大会もあるようです。その内容は何をかいわんやですが、最近は日本からの技術輸出も増えていて、中国産とはいえ侮れないレベルの花火に仕上がっています。

一方、国産花火の打ち上げ花火の製造には半年以上かかり、ほとんどの工程が手工業で量産が不可能であり、また、危険な業種でもあることから、その美しさには定評のあるものの、なかなかこれを使った花火ばかりで大会を開くのは難しいのが現状です。

それにしても、これほど花火大会が増えたのは最近のことで、1980年代には、名のある花火大会といえば、せいぜい10~20くらいでした。

しかしその後、安価な中国産花火が大量に輸入されるようになったことに加え、1985年に鍵屋十四代天野修が電気点火システムを開発すると、少人数で比較的安全に打ち上げができるようになったことから、花火大会の数は激増しました。

日本煙火協会によれば、2004年に行われる花火大会は200近くにのぼるといい、協会が把握していない小規模なものもあるため、実数ではその倍近くもあるのではないかと言われています。

ちなみに、鍵屋というのは、花火の打ち上げ時の掛け声、「玉屋~、鍵屋~」のあれで、これは現存する日本で最も古い花火業者です。1659年(万治2年)に初代弥兵衛がおもちゃ花火を売り出したのが始まりであり、弥兵衛はその後研究を続け、両国横山町に店を構え、「鍵屋」を屋号とするまでになり、これが代々世襲するようになったものです。

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一方の玉屋のほうはというと、1843年(天保14年)に、その製造元である玉屋の店舗で火事が起き、この火が燃え広がって江戸の半町(約1500坪)ほどの町並みを焼くという騒動を引き起こしました。玉屋はこの失火を幕府からとがめられ、財産没収の上、お江戸追放となり、僅か一代で家名断絶となってしまいました。

鍵屋のほうはその後も生き残り、多くの花火業者がここから暖簾分けで増えていきましたが、それらの多くが現在の国産花火の製造元の起源となっています。中国製花火が増えているとはいえ、こうした江戸時代から伝わる花火製造技術を伝承する「花火師」は、花火大会が増えていることもあり、これを志す若者が増えているといいます

単に「カッコ良さ」だけでなく、伝統技術を受け継ぐとともに、花火を通して、「多くの人を楽しませ、感動と夢を提供する」といったことに共感を持つ若者も多いといい、昨今のような就職難の時代において、こういう大志を抱く若者が増えているというのはとても喜ばしいことです。

ただ、「花火師」と一口ではいうものの、これは花火を製作する「花火職人」だけではなく、その打ち上げをコーディネートする人達や、国産や外国産花火の輸出入に携わる貿易関連の人達も含まれます。

この業界では製造・打ち上げをしている業者を「花火師」、打ち上げ・企画のみの場合は「花火屋」あるいは「打ち上げ屋」と称しているようで、このほかにも後片づけを専門にやっている業者もあるようです。

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いわゆる花火師の業務形態は大別すると、以下のようになるようです。

・煙火企画・製造・仕入れ・販売・委託
構想から火薬の調達、配合、星作り、組立、仕上げ、貯蔵までの一環作業を行う。製造を行っていない業者もおり、これは製造業者への発注、完成玉の仕入れをする。

・企画、消費許認可代行
花火大会やこれに関連する運動会、学園祭、結婚式などのイベント、各種祭りを企画し、実施にあたっての資材運搬・搬入、設営、打ち上げ、撤収、事後点検などを行う

・輸出入等貿易業務
中国産花火など外国製の花火の輸入のほか、国産花火の他国イベントへの売り込み営業、外国での国産花火による打ち上げのコーディネートなど。

ただ、これは大分類であって、それぞれをひとつの業者がこなしているわけではなく、例えば工場を持たず、企画と打ち上げ業務のみ、製造販売のみを行うなど、各業者によりその守備範囲は異なります。

これら花火師さんたちの仕事は、当然ながらその業務の最盛期は夏場になります。このため年間を通じて、それだけで食っていくというのは大変ですから、とくに花火の製造・販売業者さん達のなかには、花火以外のイベントの企画や貿易業を兼業で行って年間を通じて安定した収入を得られるよう頑張っているところもあるようです。

それにしても、花火の製造は火薬を取り扱うこともあり、危険極まりない仕事であり、また真夏の炎天下での打ち上げ準備や本番での打ち上げは、肉体的にもかなり厳しい仕事といえます。

一般の人がイメージする「花火師」も、「花火を作る人」もしくは「花火大会で花火を打ち上げている人」でしょうが、その重労働を厭わず、伝統芸であると捉えて真剣な取り組みを続けるためには、やはり花火が好きでないとやっていられないでしょう。

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しかし、最近のように花火大会が増えてくると、こうした職人さんたちの存在も確かに重要ではあるものの、これ以外に花火打ち上げの総合的な企画・演出を高いレベルで創造できるプロデューサー的なポストも重要視されてきています。

最近の日本の花火界は、欧米の影響を受け、花火大会そのものだけでなく、これを他の催し物と合わせて実施するよりエンターテイメント性の高いものに方向が変わってきつつあるといいます。

伝統的な日本の花火といかに融合させ、活かし、そしてより観客を楽しませるかが、最近の花火大会のプロデューサーに求められており、そのためにはこうした人達は当然ながら花火づくりにも精通し、芸術面、営業面でも手腕を発揮できる人でなくてはなりません。

最近の花火製造業では、各種規制によって新規に大規模な工場を造ることが難しくなっており、このため、花火製造ラインを持っている工場は減る一方であり、こうした業者さんの中には、それまでの経験を生かし、こうしたプロデューサーに転向する向きも多いそうです。

そもそもは企画・演出の仕事ですから、性別は関係なく花火に関われるということで、女性の中にもこうした花火コーディネーターを目指す人が増えているといいます。

国産の花火は、その一発一発が「芸術作品」とも言われ、花火職人達が創意工夫を重ねて完成度を高めてきたものですが、今後はではその花火を用いて、「いかに観客を楽しませるか」をテーマに花火大会全体の打ち上げを統括し、一幕のショーとして成功させるための演出が不可欠となっていく時代になっているといえます。

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一方、このエンターテイメント性、という点に着目すると、現在、日本が欧米などと比べてやや立ち後れている分野が「特殊効果花火」だそうです。

とくにアメリカでは、映画や演劇、イベント、ショーなどでこうした特殊効果花火が使用されることが多く、ハリウッドでの映画産業を中心にこうした技術は飛躍的に進歩してきました。

現在、多くの映画がSFX と呼ばれるコンピューターによる特殊映像で製作されていますが、それでも爆発、炎上などのシーンはCGで創るのは難しく、実際に火薬が使用される場合がほとんどです。

ちょっと前の映画で「インデペンデンス・デイ」というのがありましたが、この映画ではホワイトハウスの爆破シーンなどでかなり高度な技術が効果的に使われたそうです。

こうした映画ではミニチュアのセットをいかに「効果的に爆破するか」が大きなテーマであり、この映画の爆破担当の特殊効果の専門家は専用の爆破装置を考案したりと、かなり知恵を絞ったそうです。以後、他の映画でもこうした技術が伝承され、そのレベルは世界でもトップレベルだといいます。

日本とアメリカでは、消防法の規定が異なり、映画産業の規模なども違うため、アメリカと同様にというわけにはいきませんが、こうした花火による特殊効果分野のエキスパートは、今後の日本の花火業界においても需要が高く、発展性の高い専門職であると考えられます。

ただ、現在の日本ではどうあっても、アマチュアが趣味で火薬を使って花火を造り、打ち上げることはできませんから、こうした技術を学ぼうにもなかなかそういった教育機関はありません。さらに技術的な問題もあり、そもそも火薬の入手が困難ですし、仮に購入できたとしてもこれは非常に高価な部類に入る薬品です。

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その昔、花火といえば米相場と同様に資産を食いつぶす「道楽」でもあり、金持ちのお大尽の遊興の対象でもありました。現在でも、花火は非常に高価なものであることから、企業などのスポンサーがつかないと打ち上げがきまりません。

花火の種類、複雑さ、花火師により価格が大きく異なりますが、一般的な打ち上げ花火の一発あたりの相場は、10号玉までの小さいものなら、だいたい6万円どまりですが、これが20号玉ともなると、一発が55万円ほどもし、正三尺玉ともなると、150万円、最も大きい正四尺玉に至っては、一発約260万円もするそうです。

ところが、最近は実際に打ち上げなくても、コンピュータを使って花火づくりと打ち上げの両方を疑似体験できる「花火シミュレーションゲームソフト」があるそうで、その代表的なものとしては「花火職人になろう」なるソフトです。

自分で考えて作った花火で競技会を勝ち抜き、賞金で工場を拡張、師匠を凌ぐのが最終目標というゲーム性の高いもののようで、薬品の込め方で実際の打ち上げが変化する、といった細かいシミュレーションもできるといい、花火シミュレーションとしては出色の出来です

ただ、シミュレーションとはいえ、優れた玉を生み出すには相当時間の試行錯誤と根気が必要だそうで、この点も実際の花火づくりと似ています。

現実に火薬を扱って好みの花火を上げてみることはできませんが、これなら自宅にあって花火師の修業ができるため、花火大会のプロデューサーのようなエンターテイメントを目指す人が花火の作り方を学ぶにはうってつけのソフトかもしれません。

最近は、スマホ用のものもあるそうで、発売元ではこのソフトを使用して作ったオリジナル花火のコンテストも開催されていると聞きます。

今年の夏は、花火大会に行かず、自分のパソコン上で花火を上げてみるというのもいいかもしれません。みなさんもいかがでしょうか。

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