8・15

本日15日は終戦記念日です。前々から気になっていたのですが、お盆の中日でもあるこの日が終戦記念日になったのは偶然なのでしょうか、それとも誰かが意図してそうなったのでしょうか。

8月15日といえば、昭和天皇の玉音放送で、日本の降伏が国民に公表された日ということで知られていますが、日本がポツダム宣言の受諾を連合国各国に通告したのは、その前日の14日であり、戦艦ミズーリの艦上で降伏文書に調印した日は9月2日ですから、終戦記念日は、8月14日でも9月2日でもよかったはずです。

しかし、実際には、8月15日が、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として終戦記念日に制定されたのは、この日を決めた当事者たちが、この日はお盆だし、戦没者を弔うためにもこの日がいい、と思ったからではないでしょうか。

このことについて、とくにいちゃもんをつけようとか言うつもりはまったくありません。が、記念日にするなら、いっそのこと国民の祝日にすればいいのに、と思うのは私だけでしょうか。

この日がお休みならば、その日を中心として夏休みもとりやすいし、休日だから会社を休んでまでお墓参りに行く必要はありません。しかも、祝日がないのは8月だけというのはあまりにも不公平? な気もします。もっと国民の祝日を増やせーと声を大にしていいたい。

ところで、8月15日って、過去にほかにどんなことがあったのかな~と気になったので調べてみました。すると、主だった事件として、以下のようなことがありました。

1534年 イグナチオ・デ・ロヨラ他7名によってイエズス会が結成。
1549年(天文18年7月22日) – フランシスコ・ザビエル一行が鹿児島に上陸。日本でキリスト教の布教が始まる。
1573年(天正元年7月18日)将軍・足利義昭が織田信長によって京を追放され、室町幕府が事実上滅亡。
1863年(文久3年7月2日)イギリス艦隊が鹿児島に砲撃し、薩英戦争が開戦。
1914年 パナマ運河開通。
1947年 インドがイギリスから独立。
1948年 大韓民国が成立。
1964年 富士山頂レーダーが完成。
1977年 電波望遠鏡ビッグイヤーが特徴的な信号Wow! シグナルを受信する。

いずれも特に関連性はなさそうですが(あたりまえか)、イエズス会の発足と、フランシスコザビエルが日本にやってきた日が同じというのは面白いですね。また、インドと韓国が同じ日に独立しているというのも単なる偶然ではないような気もします(偶然でしょうが)。

「Wow! シグナル」というのは、アメリカのオハイオ州立大学の地球外知的生命体探査(SETI)チームが、電波望遠鏡で宇宙からの電波信号を受信したいたところ、突然、狭い周波数に集中した強い信号を受信し、これを詳しく調べたとろ、太陽系外の地球外生命によって送信された可能性が高いことが判明したという事件です。この信号は、72秒間もの間観測されたそうですが、以降の探査では同じような信号は受信できていません。

宇宙人がいるかいないかという議論は昔からされていますが、間違いなくいる!という決定打がなかなか出ないのは何故なのでしょうか。中には、その証拠が出てこないということが、すなわちいないということだ、と言う人もいるようですが、私自身はいると信じています。

ただ、本当に「宇宙人」というような形のあるものなのかどうかとなると、必ずしもそうでないような気がします。素粒子のように目にはみえないけれども物質であると科学的にも証明されているものがあるくらいですから、我々が視認できないような体を持った宇宙人がいてもおかしくないと思います。

もしかしたら、実はもう地球はそういう目に見えない宇宙人で満ち満ちていて、その宇宙人たちの影響で私たちの生活が成り立っていたりして…… 妄想は膨らみます。

しかし、私と同じようなことを考えている人は多いようで、意識や精神など霊的な存在のみ、または電気などのエネルギー信号のみで構成された、実体の存在しない生命体がいるのではないか、ということで研究を進めている学者さんもいるとか。

「スタートレック」の中でも、物質的な体を持たない高次元生命体がでてきましたが、高度な文明種族が生物種としてではなく、精神における「進化」を遂げて肉体を捨て霊的な存在へ変化した宇宙人もいるのではないか、と言われています。

こういう宇宙人のことを、アパリッショナル型宇宙人というのだそうですが、原語の「apparition」は、幻影、亡霊、妖怪、幽霊、魔物、魂魄、魂、幻姿、妖魔、怨霊とさまざまな意味を持っており、どちらかといえばおどろおどろしいもの、というかんじで、あまりいい意味ではありませんね。私的には、天使とか、妖精とかいう言葉のほうがぴったりくると思うので、分類名を変えたらどうかと思いますが。

このほかにも、エキゾチック型(異型)宇宙人という分類もあるのだそうで、これは、アパリッションな宇宙人のように形がないわけではなく、明確な物質で構成された身体を持つものだそうです。ただし、地球における高等生物のような形はとっていなくて、アメーバのようなどろどろとした流動体生物であったり、無機物で構成され、知性はあるが外見は固形物(鉱物)そのもの、といったものがこれに該当するそうです。

人間の目には見えるけれども、一見、宇宙人とは思えないようなものであることから、地球人には気づかれないまま、太古から地球に住んでいるのかも。案外と我々がウィルスだと思っているものが、知性を持つ生命体で、人類を滅亡させようと次々と新種になって現れ、我々の脅威になっているのかもしれません。

ま、いずれにせよ、我々地球上にある生命の形態は、地球の環境に適応して進化してきたわけですから、地球とまったく異なる異星の環境で進化を遂げた異星人は、我々の想像もつかないような特異な形態をしていたとしてもおかしくはありません。

「生命」という定義にあてはまらないようなものだっている可能性もあるわけで、そういう宇宙人とはどうやってコミュニケーションをとるのでしょうか。案外と、コミュニケーションをとるということ自体が、彼らにとっては無意味、なんてこともあるのかもしれません。

先日、NASAの火星探査機キュリオシティの着陸が成功しましたが、このミッションでは地球外における生命探査が最も重要なテーマだそうです。本当に生物がみつかればそれはすごいことであり、それによって地球外生物がいる確率はものすごい確率にまで上昇するとか。

この探査機が火星で宇宙人に遭遇する、なんてSFみたいなことは起こらないでしょうが、せめてほんの少しでいいから宇宙で地球人はひとりぼっちではないという証拠を見せてほしいものです。

今、夏の夜空では、ペルセウス座流星群の出現がピークを迎えているようです。昨日までは雨模様が続き、星など全く見えませんでしたが、今晩あたりはもしかしたら晴れるかも。久々に夜空を眺めてみたいと思います。もしかしたら、その流星に乗って地球にやってくる宇宙人がみれるかも。期待したいところです。