気がつけば師走

 

サーモンピンクの外壁にしてみました

師走になりました・・・というか、師走になってしまいました。

最近、新しい仕事を受け、忙しくなったせいもありますが、伊豆への本引越を前に東京の家の中のものを整理し、少しずつ持ち込もうと考えていて、そのパッキングやらで、なかなかブログも更新できず、一カ月も間を空けてしまいました。

この間、何度かリフォームの立ちあいで修善寺へ行き、先だっては内装工事がほぼ完成したというので、泊りがけででかけてきました。外壁はタエさんのご要望で、サーモンピンクに・・・。やや黄みがかった橙色です。面積の大きい家の外壁は、実際の色よりも明るくみえる、ということなので少し暗めの色にしました。

この日は曇っていたので、写真ではかなり暗めにみえますが、朝日や夕日があたると、きれいなサーモンピンクが映えます。内外装ともきれいに仕上がっていて、リフォームをお願いしたTさんの確かな仕事ぶりに感謝感謝です。今後は修善寺に来るときには、東京の荷物を少しずつ運びこむことにしていたので、この日も本やら布団やらを車一杯に詰め込んで運びこみました。まだテーブルも何もないので、夕食は、広いリビングにホットカーペットを敷いて、近くのスーパーマーケットで買ってきたお惣菜を食べることに。

そして・・・待望の温泉にも入浴!熱いお湯に浸りながら、至福の時をすごしたのは言うまでもありません。特筆すべきは、寝る前に外に出て見上げた夜空。ここ、修善寺は人口も少ないので町灯りも少なく、見上げた夜空の星々はほんとうにくっきりはっきり見えるのです。天体観測もできそう・・・ということでまた新しい楽しみが増えそうです。

 伊豆から東京へ戻る途中、これから伊豆という土地にお世話になるのだから、伊豆一の神社と言われる三嶋大社にお参りしよう、ということで参詣してきました。実はムシャは学生時代の2年間を沼津で過ごしたことがあり、沼津・三島の一帯の土地勘があります。しかし、三嶋大社には一度もお参りに行ったことがなく、初めての参詣です。神社は三島市役所からもほど近くにあり、完全な町中。この日も晴天で神社詣でには最適なお日和。

着物姿の参拝者。めずらしい!けど、何やら格式の高さを感じさせます。

ところで、三嶋大社って、なんで「大社」なんだろう?と、素朴な疑問を抱いたので、ネットで色々調べてみました。すると・・・大社というのは、平安時代に制定された「官国幣社制度」という制度に基づいて、国や地方の宮司から指定された格の高い神社のことを指すということがわかりました。

このほかにも神宮、宮とかあるけれども、「神宮」は天皇が古代から皇室と深いつながりを持つ神社、あるいは天皇を祭神とする神社なのでそうで、「宮」は皇族を祭神とするものが多いとか。一般的な「神社」はそれ以外のもので、その名付け方でもっとも一般的なのは地名。鹿島神宮・八坂神社・春日神などがそれです。また、祭神名を冠するものも多く、稲荷神社・住吉神社・八幡神社といった神社は神様の名前なんですね。

伊豆は、そもそも「伊豆国」として地方の一行政区分として独立した国で、三嶋大社は、その伊豆国の第一宮であり、地方の神社の総代格、「総社」も兼ねていたらしい・・・というようなこともわかりました。源頼朝は、そのお父さんの義朝(よしとも)が平清盛らの平家と敵対して尾張で謀殺されたあと、13歳のとき、罪人として伊豆に流されたそうです。この伊豆流刑時代から三嶋大社を崇敬し、鎌倉幕府成立後も当社を重んじたということです。伊豆に流されたあと20年の歳月を経て、33歳のときに平家打倒のために決起しますが、このあたりのこともまた、詳しく調べてブログに書こうかなと思ってます。頼朝の流刑時代のお話は、来年NHK大河ドラマで放映される「平清盛」でも放映されるかもしれません。こちらも楽しみです。

三島大社の神様は、お二人いらっしゃって、大山祇命(おおやまつみのみこと)、と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)とのこと。大山祇命は山森農産の守護神、また事代主神は、俗にいう恵比寿様だそうで、福徳の神として商・工・漁業者の崇敬をうけているそうです。これから商売を始める私にとっても守護神となる神さまになるに違いありません。

神社の境内でタエさんの指先に止まったトンボ。彼女は虫と遊ぶのが大好き。

三嶋大社の境内は南北に細長く、入口から神殿までは3~400mくらいはあるでしょうか。長い参道を歩んでいき、タエさんと神殿の前で手を合わせ、この地での幸運と商売繁盛を願いました。そして・・・新しい神社に行った時、我々二人はたいてい、おみくじを引きます。

 

三嶋大社のおみくじはお守り付き

ここのおみくじは、「しあわせ(幸福)みくじ守」といって、おみくじと一緒に小さなお守りが付いてきます。タエさんは大吉、一方の私は小吉。お守りのほうは、私が「銭亀」で、彼女は、「福銭」でした。銭亀は、延命長寿と金運招来、福銭のほうは開運招福と金運隆昌のご利益があるとのこと。二人とも金運がよくなるというご宣託で、お参りした甲斐があったというもの。来年の3月頃に予定している「本引越」に備え、幸先のよいスタートを切ったな、というかんじの一日でした。

境内の中にある池で日向ぼっこ中の亀。銭亀?