こちらは、晴れて伊豆のネコ

先月の引越しによって、我が家のアイドル、テンちゃんもついに、「伊豆の踊り子」ならぬ、「伊豆のネコ」になりました。

気候が温暖といわれる伊豆ですが、「今年はいつまでも寒いですね~」とは、引っ越してきてから、よく言葉を交わすようになったお隣の奥様からタエさんが聞いたという、おことば・・・

ふーん、寒いんだー、と改めて思い直しつつ、足元のテンちゃんを見ると、なるほど、なるほど、と納得。引っ越してからこの方、我が家では寒さ対策として、これまでは出してこなかったコタツを出すようになっていますが、少し寒い日や日差しのない日は、ここがテンちゃんの定位置になっています。

新居は、およそ200mの標高の山の上の別荘地にあるため、麓に比べると2~3度気温が低く、とくに夕方になると、4月とはいえ、結構冷え込みます。テンちゃんがもぐりこむのもうなずけますが、それにしても、あいかわらず大胆不敵な寝方をしております・・・・・

と、まったく元気そうなテンちゃんなのですが、以前のブログにも書いたように、引っ越す直前の2月ころ、左目の奥のほうに、できものができてしまいました。あわてて、行きつけの獣医さんに診てもらい、半日がかりでいろいろな検査をすることに・・・ こんなに大変なことになるとは正直思っていなかったので、少々ショックでした。診断の結果はというと、いろいろ検査はしてみたものの、目の奥のほうにあるので、試検サンプルが採取できず、良性か悪性か判断できないとのこと。

が、悪性の場合は転移の可能性もあり、最悪は眼球摘出が必要かもとのことでした。しかし、自分は眼科の専門ではないので、よければ知り合いの眼科専門医を紹介する、とのことで、翌週、沼津にあるその獣医さんのところに診てもらいにテンちゃんを連れて行くことにしたのです。

診断の結果は、最初に見てもらった獣医師さんと同じでしたが、単なる良性腫瘍である可能性もないわけでもないので、ともかくステロイド系の目薬を処方する、と言われ、そのお薬を点眼しつつ、様子を見ることに。

そして、東京へ帰って毎日のように目薬をさし、夜は、タエさんが「ハンドパワー」で左目にパワーを送っていましたが、1週間ほどすると、だんだんと赤みを帯びていたおできが少し黄身がかってきて、2週間ほどすると、ほとんど見えないほどになりました。

夫婦で小躍りして喜んだのは言うまでもないこと。眼球摘出・・・とまで言われて、かなり落ち込んでいた私ですが、元気になったわが娘をみて、涙涙・・・・(ウソです)

とはいえ、すっかり元気、というか、本人、いや「本にゃん」は全く目のことなど気にすることなく、広くなった我が家を飛び回っています。そして、ときおり、またいつものポーズでお昼寝・・・

もう少し温かくなってくると、今度はどんな姿を見せてくれるでしょう。広い家を飛び回るテンちゃんの様子、またお知らせしましょう。