来週月曜日には、天気が良ければここ伊豆でも金冠日食が見れるそうです。気の早いタエさんは、早速専用メガネを買い込んでいましたが、果たして見れるでしょうか。
ところで、前回のブログで書いた広島在住のSさんが、一昨日、奥様とご一緒に我が家に泊まりに来てくださいました。Sさんは、精神世界の研究では知る人ぞ知る有識者で、全国的にたくさんのフォロワーがいらっしゃり、「ユダヤ人大富豪の教え」の著者の本田健さんなどともご親交があります。
「精神世界」にもいろいろありますが、我が国古来の神事にもお詳しく、というよりも乞われれば先祖の霊を供養する祖霊祭(それいさい)などを行う神官もおやりになっていて、我が家も数年前にご先祖様の供養のお祭事をやっていただいたほか、伊豆の我が家の厄除けなどについてもご指導いだだきました。また、タエさん自身が島根の柿本人麻呂神社の代々の神職の家系ということもあり、我が家の神事では、何かにつけ、Sさんのお教えを受けることにしています。
今回のご訪問は、今取り組んでいらっしゃる全国的な「地震鎮め」のお祈りの場所をさがしていらっしゃっていて、その候補のひとつとして伊豆を選ばれたとのこと。先週までに大阪の淀川で地震鎮めの神事をされており、このあと愛媛の石鎚山とこの伊豆でも神事を行われる予定です。
東名の集中工事のおかげで、ご到着が4時間以上遅れたSさんご夫婦。夜8時ころにいらっしゃいましたが、少々お疲れのご様子も見えたので、少し雑談をさせたいただいたあとに、早速我が家自慢の温泉に入っていただきました。食事はすでにおすみになっていたようなので、入浴後も甘いものなどをつなみながら、4人でお話をさせていただきましたが、さすがにいろいろな活動をされている方だけに、面白いといってはなんですが、大変興味深いお話も聞かせていただきました。
そのひとつがやはり今取り組まれているという地震鎮めのお話。昨年は東日本大震災によって東北地方は大きなダメージがありましたが、今年2012年もまだまだ大きな地震や災害が起こる予兆があるとのことなのです。確かに今年は、年明け早々から寒波がひどく、3月に起こった新潟の大規模地滑りや先月の爆弾低気圧の通過、先週の竜巻など、小さくてもぶきみな災害が次々起こっています。新潟の地滑りは集落のあった場所の広範囲の表層が凍って、その下の解けだした水の上を滑り落ちるという、これまで考えられなかったような規模のもので、爆弾低気圧もこの季節としての発生は何かヘン。竜巻もしかり・・・最近取りざたされている富士山直下の断層亀裂による山体崩壊の報道も不気味です。
Sさんによれば、今年はいわゆる「アセンション」の年と重なっていることもあり、ことさらに今年後半に起こるかもしれない災害が気がかりということです。アセンションというのは、私もよく知らない単語だったので、ネットで調べてみると、上昇、即位、昇天を意味する英単語でascensionと書くようです。
太陽系はプレアデス星団の一番明るい星アルシオーネとかいう星を中心に銀河を回っているんだそうで、天文学的な裏付けはないようですが、約26,000年周期で銀河を回り、その際11,000年毎にフォトンベルトを通過するんだそうです。
フォトンベルト?とまた、わけのわからん用語が出てきたのでさらに調べてみると、これは、銀河系にあると言われている「高エネルギーフォトン」のドーナッツ状の帯???とかで、地球が次に完全突入するといわれる今年(2012年)の12月には、強力なフォトン(光子)によって、人類の遺伝子構造が変化し進化を引き起こす? のだとか ???
アセンションもフォトンベルトも科学的な根拠はないようで、ウィキペディアでも「誰が?」とか「誰によって?」とか結構つっこみが入っていました。
とかいっても、スピリチュアルな世界もそもそも科学的な根拠があるわけではなく、私としては、ふーんそうなんだーと、わりとすんなり、そういうこともあるのかもなーと思う次第。
それはともかく、こういうアセンションなどがある年などを境に「時代」は常に何等かの変化がおこしてきているんですよ、とSさん。何か別のアセンションがあったのかどうかはお聞きするのを忘れましたが、前回の大きな変化は、240年前の産業革命のあった年だとか。これまた、ネットで調べた受け売りによると、ある理論では、生き物が発生してからたどった進化の道のりのスピードは、螺旋(らせん)のパターンに従っているそうです。それは、我々の地球の46億年の歴史が、単純な生命体から多細胞生物へ変化したのをはじめに、→脊椎動物の発生→哺乳類の発生→人類の発生→ホモ・サピエンスの出現→農業革命に至ったホモ・サピエンスへの移行→産業革命→・・・と変化してきており、今年2012年は、その次の変化が起こる年で、その変化とは、「情報革命」だそうです。
そういえば、今年あたりを境に情報技術に大きな革新が起こる可能性がある、というのもどこかで読んだように思います。
アセンションの説明でかなり脱線してしまいましたが、ともかく、今年は大きな変化のある年、ということはいろいろな人が言っているようで、そうした年には大きな災害も起こりうるのかもしれません。
さらに、昨年の地震は、今年起こるかもしれない大きな災害の前兆ともとれる、とも。Sさんは、昨年の東日本大震災は起こる前からその発生をある程度予見されていたそうで、今年もかなり大きな災害が起こる可能性が高い、とは前回広島のご自宅にお伺いしたときもおっしゃっていました。
しかし、すべてが「悪いこと」ととらえるのではなく、災害が起こること自体は、大きな変化があったことだと考えるべきだともおっしゃいます。昨年の津波災害では、確かに大きな被害がでたものの、そもそも福島あたりを中心に東北ではかなり悪い「気」があり、地震と津波が起こることによってこの悪い「もの」が払しょくされたとみることができるそうです。
被災地の東北に何度も足を運ばれているSさん。別の地震や火災の現場にも何度も訪れているそうですが、この地では、そうした場所にありがちなネガティブな気を不思議と感じないそうです。逆にこの震災が起こったことによって、今後は東北は生まれ変わっていくと考えている、とSさん。悪いことを額面通り受け取るのではなく、明るいほうの面についてもよく考えてみよう、ということのようです。
今回の震災では、7割以上の人が高齢者だったそうですが、亡くなった方にはお気の毒なのですが、そうしたお年寄りが亡くなって犠牲になってくださったことで、古い形?何かが取り去られ、新しいものが生まれやすくなった、ともおっしゃいます。必ずしも古いもの=悪いもの、というわけではないでしょうが、、古かったり悪くなっている気を正し、新しいものを生み出すために災害が起きているという見方はちょっと新鮮でした。
阪神淡路大震災でも、彼の地にあったかなり悪い気がすべて取り去られ、現在の神戸は新しいエネルギーで満ちているそうです。Sさんは神戸生まれ。その方が「気の変化」を感じるとおっしゃるのですから、妙に説得力があります。
しかし、アセンションの年でもある今年、まだまだ災害は起こる可能性がある、ということ。Sさんは今年に入ってからもお弟子さんというか、有志の方々とご一緒に全国を回って地震を鎮めるための神事を行われているのです。
今年9月に伊豆で行われるというその神事にはぜひ参加したいと思いますが、それまでに大きな災害が起こらないことを祈りたいものです。