呉れぬなら・やめてしまえよ・バレンタイン

2015-1130772明日はバレンタインデーということなのですが、会社勤めをしていない私にしてみれば、チョコレートをくれるのは、最近は家内だけ、という寂しさです。

チョコレートでもなんでもタダで貰えればうれしい、と思う気持ちは我ながらさもしい、とも思うのですが、嫌いなものならともかく、チョコレートだけはスイートとして食しても良し、ワインやウィスキーのつまみとしても良しで、呉れるならばこれを拒む理由はありません。

が、タダほど怖いモノはない、とはよく言ったもので、一か月後には今度はホワイトデーなるものが控えており、そのお返しの商品選びに費やす時間のことを考えると、いっそのこと、バレンタインデーなどないほうがいい、と思うのは私だけではないのではないでしょうか。

少し前に行われた、20代〜30代の会社勤めの独身男女に対して行われたアンケートによれば、回答した300人のうち「チョコレート受け渡しの習慣なんかなくなればいい」という回答がOLで70%、同じく男性社員は50%であったそうです。

OLである若い女性からすれば、好きでもない相手に多額の金をかけて品物を贈るのは心理的にも不遜であり、また男性側からみれば気恥ずかしいし、また隣人と貰ったチョコの数を比べられるのもイヤ、といったことた理由だったようで、未婚の男女にはこうした義務的なイベントに対する不快感を強く持っている人は多いようです。

一方、職場には妻子ある男性、女性もいるわけで、彼等もまた「被害者」です。若い女の子からチョコレートを貰ってデレデレできるのは一時のことで、翌日にはすぐに元通り。しかも一か月後にはその数倍の費用負担が発生するのが通例です。その分のお金を妻や子供に対するサービスに費やしたいと考えている男性も多いのではないでしょうか。

また、既婚女性はさらにかわいそうです。未婚の女性につきあって心にもなく職場の男性社員にチョコレートを渡すことにわけですが、後輩への手前、気前よく装っていても、おそらく内心は炎上していることでしょう。

こうした義務的なイベントを無理矢理作り出して、強制的に義理チョコを買わせるのは非人道的な卑劣な商法である、といった痛烈な意見も多数あるようで、さらには、職場内におけるバレンタインデーやホワイトデーにおける商品の相互供与は、「おごりの強要」である、という意見もあり、「セクシャルハラスメント」の温床ともいわれます。

性別を理由に一定の義務を課し、本人の意に反する行為を強要するわけですから、セクハラにあたるというわけで、しかも、女性のみならず男性を含めて職場全員が「被害者」になるわけですから、こんな悲劇はありません。

また、別のアンケートでは、20歳以上39歳以下の会社員女性515名に対してバレンタインデーがあることついてどう思うか、という調査が行われ、その結果、「会社での義理チョコのやりとり、あった方がいい」が26%、「ない方がいい」が74%だったといい、調査年齢層の年齢が上がるほど、否定的傾向が顕著に強くなる調査結果が得られたといいます。

確かに独身である男女間においては、バレンタインデーは特別の意味を持つかもしれませんが、既婚者にとっての男女の間の物品のやりとりは、非常に微妙な空気感を伴うものであり、私などもできれば敬遠したい、と思ってしまいます。

職場における日頃の労苦をねぎらう意味なら別にチョコレートでなくても、別のものでもいいわけで、飴玉でもなんでもよいわけですが、そもそも物品で人のこころを釣ろうという行為自体が卑賤、というかんじがします。

いっそのこと、物品供与はやめ、通常の飲み会を催すなどのコミュニケーションに代えれば、ぎくしゃく感もかなり薄らぎ、その中で日頃の感謝などの誠意も伝えやすいのではないでしょうか。なぜ、いまだに菓子会社の陰謀にのっかってチョコレート、チョコレートと騒いでいるのか、といつも思う次第です。

そもそも、このバレンタインチョコレートなるものを創作した「犯人」は誰なのよ、ということなのですが、これをはじめにやったのは、神戸の菓子会社、「モロゾフ」だそうで、1936年の英字新聞「ザ・ジャパン・アドバタイザー」に、「あなたのバレンタイン(愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」という広告コピーを出したそうです。

お・ま・え・か~と、いうわけなのですが、しかしこれは戦前の話であり、その後戦争に突入していく中で、バレンタインデーにチョコレートを贈るなどとい贅沢がゆるされるわけもなく、実際にはこの販促は成功しなかったようです。

が、モロゾフの本店があった最寄り駅の阪神御影駅南側の広場には、現在「バレンタイン広場」なるものが整備されており、聖バレンタインゆかりの地とされるテルニ市からは、その発祥地としての「お墨付き」を得ているといいます。

「バレンタインデー」そのものが固有名詞化してしまっているのでついつい忘れがちですこの「バレンタイン」とは、今から1700年以上前の西暦270年ころに存在した、とされる聖人です。

このころのローマ皇帝クラウディウス2世が、戦士の士気の低下をおそれて兵士たちの結婚を禁止しましたが、このウァレンティヌスこと、バレンタインはこの禁令に背いて恋人たちの結婚式を執り行ったために捕らえられ処刑されています。そしてその処刑されたのが2月14日だったために、以後、キリスト教の聖祝日になりました。

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元々はこのウァレンティヌスを悼み祈りを捧げる日だったわけですが、その後15世紀頃より急速に男女の恋愛の聖人と記念日へと変貌します。きっかけになったのは、イギリスのジェフリー・チョーサー(1343~1400年)という詩人の「バレンタインデーの季節になると鳥が恋人をつくる」というものだったそうです。

この詩をまた別の詩人二人引用しましたが、この詩人たちは人気作家だったようで、これらによって以後、忘れ去られていたウァレンティヌスがスポットライトを浴びるようになりました。そして恋人の守護聖人とされるようになり、その命日は「恋人の日」へと変わっていきました。

さらには、18~19世紀になって、ある印刷会社が自分の会社の印刷物を売らんがために、この話のついでに、「ウァレンティヌスは少女にカードを贈った」という話を付け加えました。

この宣伝は、見事にヒットし、バレンタインデーカードを送る文化が英国で定着しました。そして、このカードを贈る相手が、この時点で恋人から、家族へ変化した、というわけです。

やがては、このカードに加え、花束や何等かのプレゼントを贈る、というふうに変貌していきましたが、以後は大きく変化することもなく、イギリスなどの西ヨーロッパを中心に今でも、花やケーキ、カードなど様々なギフトを親しい人に贈る、という風習が定着しました。

イギリスでは贈りものにつけるカードに、「From Your Valentine」と書いたり、「Be My Valentine.」と書いたりします。

このValentineとは愛する人、というほどの意味ですから、別に恋人に限らず、親や子、親戚、友人でもいいわけであり、日本のように男女間、というわけでもありません。同性間でもいいわけですし、垣根はありません。

従って、日本のように、そのお返しのための「ホワイトデー」などはあろうはずもなく、贈り物合戦は、このバレンタインデーの日に終結するわけです。

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ただ、この「贈り物」の中身が、日本のようにチョコレートになったきっかけもまた、イギリスにあります。これは、19世紀後半にあった菓子会社で「キャドバリー社」の2代目社長でリチャード・キャドバリーという人が、1868年に美しい絵のついた贈答用のチョコレートボックスを発売したことが起因とされます。

これに前後して、キャドバリーはハート型のバレンタインキャンディボックスも発売したといい、これらのチョコレートボックス等がバレンタインデーの恋人などへの贈り物に多く使われるようになり、後にイギリスだけでなく、他の地域にも伝わりました。

しかし、このチョコレートはあくまで贈り物のひとつの選択にすぎなかったわけです。ところが、日本に入ってきてからチョコレート一本槍になった嚆矢は、やはり上述のモロゾフといえるでしょう。

その後戦争に突入したこともありこのモロゾフが放った宣伝文句は忘れさられていましたが、戦後の1958年になって、大手デパートの伊勢丹の職員か誰かがこのキャッチコピーを何かの文献で見つけ、似たような文々を使って、新宿本店で「バレンタインセール」というキャンペーンを打ちました。

さらにその翌年の1960年には、やはりチョコレートを製造する森永製菓が「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と新聞広告を出し、伊勢丹もさらに1965年にバレンタインデーのフェアを開催するなど、このように1950年代から60年代にかけて「バレンタインデー」の名が一般に知れ渡るようになりました。

ただ、伊勢丹だけでなく、西武百貨店や松屋も1956年に新聞広告を出したという記録があるそうなので、本当に伊勢丹が最初に「バレンタインデー」を演出した犯人かどうかは断定できません。

とはいえ、どうやらバレンタインデーという悪習を創り出した元凶は、日本のデパート業界ということはほぼ間違いなさそうです。そしてさらにはこの企画に自社の製品を大量に売りさばきたい森永のような菓子メーカーが加わって発展していったもの、と推察されます。

ところが、このデパート各社から打たれたバレンタインデー企画はすぐに大きな反響があったわけではなく、また必ずしもヒットしたとはいえず、商品もあまり売れなかったようです。

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その後は、ソニー創業者の盛田昭夫が、1968年に自社関連の輸入雑貨専門店、「ソニープラザ」で、チョコレートを贈ることを流行させようとした、という記録もあり、盛田さんはこのことをもって「日本のバレンタインデーはうちが作った」とのたまわっていたそうです。

しかし、この「ソニー製」のチョコレートの販売もあまりかんばしくなかったようで、総じて昭和40年代には、「バレンタインデーの贈答品はチョコレート」とする意識は一般には浸透しませんでした。

当時の森永製菓のバレンタインデーの広告ですら、チョコレートは贈答品の「おまけ」として位置付けられていただけだそうで、1960年のその新聞広告には、「チョコレートを贈る日」ではなく、「チョコレートを添えて贈る日」として書かれていました。

バレンタイデーの日には、恋人に手紙を贈りましょう、でもそこにちょっとチョコレートを添えるとなお良いですよ、という控えめな宣伝であり、現在の森永製菓のように、バレンタインデー前になると大々的なキャンペーンを打つ、といったことはまだありませんでした。

バレンタインデーに贈答品を贈るのは誰かという点でも、現在のように女性に限定されておらず、ただ「愛の日」という点は強調されており、この時点ではバレンタインデーの発祥の地であるヨーロッパの風習を正当に継承していたわけです。

ところが、これはあくまでヨーロッパの風習であって、日本においては、「愛の日」だからといって、未婚の男女間のみならず、夫婦や子供、その他の家族や親せきに贈り物をする、というのは理解しがたい行為です。

お誕生日ならばともかく、2月14日その日に決めて、みんなで博愛精神を示しましょう、というのは、当時の社会通念に照らせばほぼナンセンスであり、いわんや結婚を前提にしない男女間や未婚の未成年者へのアピールとしても、ほとんど無意味、ともいえたでしょう。

製造販売業者がその思惑としてこうした「博愛」を続けている間は、売り上げは大きく伸びず、デパート各店もまた、バレンタインデーの普及に努めていましたが、なかなか定着しませんでした。

かくしてやがて1968年をピークに、いくらバレンタインデーのキャンペーン打っても客足は減少し続け、「日本での定着は難しい」との見方もされるようになりました。

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ところが、1973年のいわゆる、オイルショック、つまり原油の供給逼迫および石油価格高騰と、それによる世界の経済混乱に日本も巻き込まれるころから、日本のそれまでの高度経済成長も陰りを見せ始め、1970年代後半になると、景気は下落していきました。

オイルショックによって、日本の消費者物価指数で1974年(昭和49年)には23%上昇し、「狂乱物価」という造語まで生まれ、このインフレーション抑制のために公定歩合の引き上げが行われました。

この結果、企業の設備投資などを抑制する政策がとられたため、生活必需品の生産が滞り、トイレットペーパーや洗剤など、原油価格と直接関係のない物資の買占め騒動が起こりました。

日本の産業全体が競争力を失ったかのようになり、「構造不況業種」が増え、新規採用の停止、残業時間の短縮などのいわゆる「雇用調整」が行われるようになりました。

菓子業界も無論、その例外ではなく、たちまち不況に喘ぐようになりました。しかし、泣いていてばかりいてはダメよダメダメ~(このギャグも最近少し下火ですが)、ということで各社とも逆に積極的にマーケティングを行うようになり、この中でも収益性の高いチョコレートを積極的に売ろう、という気運が生まれました。

チョコレートは原料であるカカオ豆がアフリカ諸国などから輸入されますが、原油のように供給が不安定ではなく、また成分の調整によっては安価なものができることから、工夫次第によっては高い利益率をあげることができます。

一方では、パッケージングに工夫を加えて「高級品」として売り出すことも可能なわけであり、1970年代は日本の資本主義がほぼ完成し、「成熟社会」にもなっていましたから、逆にこうした品質の高い商品は、売れ筋となる可能性がありました。

そして菓子メーカー各社は消費者の中でも、とくに小学校高学年から高校生までの「学生層」に目をつけ、彼らをターゲットに積極的にバレンタインデーをアピールする広告宣伝を打ちました。

「チョッコレート、チョッコレート、チョコレートはメ・イ・ジッ」という宣伝文句が頭にこびりついている人も多いでしょうが、明治製菓に限らず、森永、グリコ、ロッテ、といった各社もこうした宣伝ソングをさかんにつくり、チョコレートを積極的に売り出し始めました。

そして、とくにバレンタインデー前に、「彼氏のいない女子から意中の男子へ」という例のおきまりのパターンのキャンペーンを集中的に行ったところ、これが功を奏し、バレンタインデーには、女子から男子へチョコレートを、という図式が定着するようになりました。

この時代には既に、戦後すぐの「ギブミーチョコレート」の時代とは異なり、普通の家でも少々高めのチョコレートを子供に買ってやれるだけの余裕はあります。高いといってもせいぜい500円前後なら、家計を圧迫するほどのこともありません。子供の夢がかなえられるなら、まっいいか、ということになるでしょう。

バレンタインデー普及には、このように菓子メーカー各社の思惑が図にあたったことが大きいわけですが、しかし、その背景には高度成長の終焉と、成熟社会の成立、という社会的な変化があったわけです。

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ただ、このバレンタインデー定着にあたっては、小学校高学年から高校生などの若い世代が、これをむしろ積極的に主導した、と見る向きもあるようです。いわゆる「ブーム」であり、チョコレートを好きな男性に贈るときのあの「胸キュン」が相当に彼女たちにアピールしたわけです。

現在にまで廃れることなくこの風習が続いているのは、この「胸キュン」は今も昔も変わらないことを示しています。

で、改めてその風習に付き合わされている我々大人からすれば、この日他人にチョコレートをあげ、貰うことに果たして「胸キュン」しているか、といえばとんでもなく、逆に胸と財布を締め付けられるような苦しみを味わっているわけです。

さっさとやめてしまえ、と私などは思うわけですが、近年は1970年代以上の不況が長らく続いており、菓子メーカーも生き残りをかけて必死です。

そのため、最近では、男性が女性にチョコレートを贈る「逆チョコ」といった新たな展開での消費活性化を図っているといい、とくにバレンタインデーの産みの親の一つでもある悪名高き某M製菓がこれを積極的に展開しているそうです。

とはいえ、こうしたバレンタインデーをどうとらえるかについては、上のアンケート調査で出た結果のように否定的にとらえる向きがある一方で、別の調査ではむしろ好意的に捉える人も多い、といった結果なども出ているようです。

例えば、10〜30代の1000名超の女性だけから得られたあるアンケート調査では、バレンタインデーを「どういう風習だと思うか」、と少し質問の主旨を変えています。

バレンタインデーの良し悪しを問うのではなく、その社会的な意義を問うたアンケートであり、その結果としては、「日頃の感謝の気持ちを表す機会」とする人が7割、次いで「コミュニケーションの円滑化」が5割、「楽しい年中行事」(32%)という回答結果が得られたといいます。

逆に「義務的なイベント」と回答した人は23%に留まっており、女性に限定すれば、義理チョコに対してポジティブなイメージを持っている人が多いという結果となっています。

つまり、冒頭に披露したアンケート結果でもあったように、OLなどではこんな風習はやめてしまえばいい、と思いつつも、職場の人間関係などの円滑化を図るための「必要悪」と捉えていることがわかります。

アンケート対象に男性が入っていない、という点が問題ですが、うーむ、女性からみれば楽しいイベントなのかな~と男性の私は少々疑問にも思うのですが、日本人全体からみれば、抱く感想はさまざまでしょう。

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とはいえ、社会規範を巡行する立場にある会社織内としては、この風習の存続をどうかと思う、というところも増えているようで、世界最大の恋愛・結婚マッチングサイト「マッチ・ドットコム ジャパン株式会社」は、2009年に「義理チョコ」の配布禁止令を発表したそうです。

また、2012年には、愛知県内の中学校で、バレンタインデーでのチョコのやりとりが「校則違反」とされ、違反した生徒が所属するクラブの活動が活動停止となる、といった事例もありました。

ところが、この措置については、愛知県教育委員会などへは、保護者などから抗議の投書が多数寄せられたそうです。また、有識者や教育関係者からは、配慮不足との声が多数出たといいます。

が、この「保護者」というのはたぶんお母さん方が多数であり、「有識者」というのも女性運動の活動家などが主なのではないか、と私は睨んでいます。女性はやはり根本的にはバレンタインデーがお好きなのではないでしょうか。

なので、百歩譲ってバレンタインデーなるモノを認めるとしても、私などは別にチョコレートにこだわる必要はなく、こうしたメーカーの陰謀に騙されるのではなく、別の「愛情」を贈ればいいのに、と思います。

例えば、同じ職場ならば日頃お世話になっている男性の上司や同僚に、この日に限ってはめったに出さないコーヒーやお茶を入れて上げる、でもいいし、いつもは呼び捨てにしているのに、この日に限っては「さん」付けで呼んであげるとかという方法があるのではないかと思います。

また、冒頭でも述べたとおり、この日に慰労の飲み会を催すのもいいでしょう。

ただし、無論、費用は男性持ちで、というのがポイントです。であれば、翌一か月後には男性は何もする必要はありませんから。

花をあげる、というのもいいアイデアかもしれません。

2010年頃より、花小売店などの花業界が「フラワーバレンタイン推進委員会」を結成し、バレンタインデーを「男性から女性に花を贈る日」として定着させようとする動きが起こっているそうです。

2012年には「初代Mr.フラワーバレンタイン」として、元サッカー日本代表の三浦知良選手(横浜FC、2012年当時)が選出され話題を呼んだといいます。

男性からすれば花を貰う、というのは照れくさいものですが、2月といえばそろそろ花の季節でもあり、机の上に女性社員からプレゼントされた花が一輪ある、というのも職場を華やかな気分にしてくれるのではないでしょうか。

もっとも、バレンタインデーの朝に会社に来たら、机の上に花が置かれていた、というのは、お前は既に死んでいる、という意味に受け取られるかもしれず、すわ肩たたきか、と落ち込む人もいるかもしれませんので、その方法は熟慮せねばなりませぬが……

さて、2月14日のプレゼント、あなたは今年もチョコレートにしますか?それとも……

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